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2001/12/04 Tue 雨 寒 「愉快愉快」


今日は雨が降っていたので電車で出勤です。帰りに新宿で山手線に乗り換え、列車が動き出したと思ったら急にガタンと止まってしまったのでつり革につかまる間もなく隣の人にドターンと倒れかかってしまいました。しばらくして「列車緊急停止ボタンを押されました」とアナウンスが入ります。「押されました」ってなんだか迷惑そうな言い方ですね。2分ほど止まって何事もなく再び動き始めました。2回目の放送で「荷物がドアに挟まったまま進行したため」という説明がありましたが、これだけじゃ車内の乗客の荷物かホームにいた人の荷物かよく分かりませんね。かけ込み乗車したら指だけドアにはさまって緊急停止という話は聞いたことがあるので、その類だと思いますが。

で、このような場合はともかく、自殺等で鉄道の運行を遅らせた場合「1分いくらの高額な損害賠償」なんていう話が出てくることがよくありますが、まぁこれは一種の都市伝説でして、実際に遺族に損害賠償請求がされたことはないようですね。法律上は賠償を請求しようと思えばできんこともないみたいですが、自殺するような人がそんなに金持ってるわけもなく、あまり現実的ではないということで。事故の場合は逆に見舞金が出たケースもあるようです。ただし、レールへの置き石など故意に止めた場合は当然損害賠償請求される、っていうか犯罪です。

高田馬場へ帰ってくると、駅の前に救急車が停まっていました。ちょうど患者を乗せたところのようで、サイレンを鳴らして走り去っていきましたが、そばにいた患者の知人とおぼしき人がニコニコ顔で救急車に向かって手を振って見送っていました。救急車の中にいる付き添いの人も同じく車内から手を振っていました。急病なら急病らしくもっとマジメにやってください。

と憤慨しながら自宅のほうへ歩いていくと、ポストに向かって手をつきうなだれてシクシク泣いている背広姿の男性がいたり、キャバクラの前でポン引きが寄ってきて「どうっすか、今夜はいい子そろってますよ」とか言うかと思ったら突然やたらでかい声で「お疲れさまです!」と言われ深くおじぎをされてしまったり、今日の新宿区はもうなにがなんだかわかりません。まぁあれだ、米軍あたりの作戦か何かでしょう。


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