業務日誌

2004/05/05 Wed 「いいのか悪いのか」

例年通り何もしないゴールデンウィークも最終日と相成りました。会社でボチボチ雑用を片づけていると、そうだ今日は萬Z(量産型)も出演するライブ「SERIAL NUMBER 004」がある日だったと気づき、抜け出して新宿MARZへ。階段を下りて店内に向かうと、今日は対バンがヴィジュアル和太鼓ロックの妖怪人生ゲビルだったり本物ホストバンドRoseだったりするので中はゴスまみれのようです。日本ブレイク工業っていうか土建屋の風味とは全く相容れないような……。

萬Z(量産型)それでもライブが始まってみるとそれなりに盛り上がるっていうかRoseのメンバーが客側に降りてきて声張り上げて盛り上げまくってますよ。さすが2cherを自認する方々だけはあります。『日本ブレイク工業社歌』のほかにはピアノ弾き語りによる『希望の丘陵』、ちゃんとしたライブ演奏はおそらく初となる『勇み足ブルース』『炎のエビフライ』など。さすがに社歌以外はインパクト勝負の曲ではないので、聴いていてガツンと来ることはないのですが、それぞれ丁寧に作られていてミュージシャンとしての器用さを感じさせます。

ステージが終わって飲み物を飲んでいると「あれ、どこかで前お会いしてませんか?」と見知らぬ人から話しかけられます。MARZには何度も来ているので会ってるのかもしれませんがちょっと記憶にないので「えーと」とか言っていると「人違いですかねぇ」と一旦立ち去られたのですが、別の人と3人くらいで再びやってきて「やっぱりー」と言われてやっと思い出しました。1月、社歌のカラオケ配信開始日にそれを歌うオフ会でお会いした桃色水先案名無い人さんでした。そのときは作業着のコスプレをされていたので、お美しい普段の格好と全然つながらなくて失礼しましたっていうかこの場合作業着こそお美しいと言うべきなのか。

そんなわけで1月以来のみなさんと歓談していると後ろを通りかかった人から「よっ、久しぶり!」と声をかけられ、今度は誰だよと思って見てみると萬Z(量産型)その人ではありませんか。お会いしたのは初ライブがあった半年も前の1回きりだというのに、覚えていていただけるとは非常に光栄というか、ほんと信じられないくらいです。聞くと、この後萬Z母上のお店都輝(とき)にてファンを交えた打ち上げをするとのこと。しかし私はまだ雑用が残っていたので会社へ戻らねばならず。

とはいえ、アーティスト本人に声までかけていただいてお誘いに乗らないというのは無粋の極み、結局終電で再び新宿へ。都輝の店内に入るといきなり萬Z母を含む大勢でちんこ音頭を歌っていたりしてものすごい勢いです。スペシャルリサイタル等は既に終わっていた模様なので、他のファンの方々といろいろ話したり萬Zご本人といろいろ話したり。著作権制度についてまじめに議論しようとしてもなぜか外人ソープ嬢には気を付けろという話になってしまうなど愉快な宴席でした。

そのまま朝まで飲み明かし(そのまま仕事なのでウーロン茶ですが。いや本当に)ながらも、こうしてふれあいの場を用意してくれるのは確かに嬉しいものの、こういう場でコアファンが囲んでしまうことで今後の伸びしろを縛ってしまわないか、などと考えたり。正直ネタとしての日本ブレイク工業は時期的にそろそろ限界だと思うので、これで篤くもてなし続けるよりも、しれっと違う爆弾を投げてほしいし、ファンもそれこそを期待すべきなのかなと。何だかよくわかりませんが。

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