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2001/06/22 Fri 曇 やや暑 「紛争」


本日までうえき氏が滞在ですが、今朝はちゃんと8:30に起床しましたよ。そんなわけで私は事務所へ。本日は通信環境整備のための電話回線工事あり。ものの20分程度で終了。

帰りに新宿で山手線に乗り換え、混雑する列車に足を踏み入れると、後ろに続いていたジジイが、私ととなりの男性をドンと突き飛ばして割り込むように乗車してきます。体制は崩しましたが転倒までは至らず。一瞬憤慨しつつ、まぁそういう人もいると思い、間もなく列車が動き出します。しばらくすると、車内奥のほうから口論が聞こえてきました。若い男性と先ほどのジジイが言い合っていて、座席に座っていた男性の足の位置がジジイにはじゃまだったらしく、ジジイがその足を故意に踏んづけて注意したので、男性は「口で言って注意すればいいだろ」と反論しているようです。

で、このジジイ相当電波入っているようで、「今の若いもんは口で注意しても聞かんから、私がこうしてマナーを教えているのだ」と叫び、男性のとなりに座っている若い中国人女性の足もじゃまだとばかりに踏んづけました。女性も「何するんですか! 口で注意すればいいと言ってるじゃないですか!」と堪能な日本語でキレます。当然です。そこへ、私と同じく入り口でこのジジイに突き飛ばされた男性が割って入って、「おじさん、先ほどドアのところで僕を突き飛ばして入りましたよね、あなたがマナーどうこう言っても……」とジジイをたしなめます。

しかしそこは暴走する電波ジジイ、負けませんよ、「何言ってるんだ、あんたも同じだ、入口に人がいたら後ろの人は迷惑するじゃないか、私はそれを教えたんだ」「混んでいるんだからゆっくり入るしかないじゃないですか、危いですよ」「あんたは若いから知らんのか、ことわざに『入り口一人で中はいっぱい』というのがあるだろう!」ギャハハハハー、このジジイ本物だ、本物だ。

割って入った男性の表情も怒りからあきらめに変わり「分かりました、とにかく静かにしてください」とだけ言って、私の横に戻ってきました。高田馬場駅が近づき、女性はここで下りるようで席を立ち、騒ぎはこれで収まるかと思われましたが、懲りないジジイは立ち去る女性のほうを向き「あんた、日本人じゃないな。だから何を言っても分からんのだ」と、国際問題になりかねない爆弾発言。女性は「いいかんげんにしなさい! みんなが静かにしてと言ってるじゃない」と言い、列車は高田馬場に到着し、憤慨した表情で下車。ジジイが動きを見せようとしたので、ジジイの後ろにいたガタイの良い兄ちゃんが羽交い締めにして制止。私も列車を下りたのでその後どうなったかは分かりませんが、たぶんこのジジイ本当に自分は正義だと思いこんでやっているのでタチが悪い。日本の国民性を疑われるような発言だけは控えていただきたいものです。


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