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2001/04/05 Thur 晴 暖 「初面接」


オー ハァー ズンドズ ズンドズ ズンドズ ズンドズ 今日も「おはロック」に乗せて業務日誌の始まりだよ〜。って約4ヶ月前と同じ出だしですが、なぜかって今日は珍しく早起きしたのですよ。早起きったって朝7:30で、社会適合された優秀な皆々様方にしてみれば遅いくらいの時間かもしれませんがね!

今日は今シーズン初の面接です。今シーズンっても昨シーズンがあったわけではありませんが(来シーズンもあったりしテナー)。お相手はこちらです。まぁそんなわけで予習のためにISIZEや、All About Japanをブラブラ見てみたり。ISIZEはじゃま〜るや住宅情報でいくらか利用したことがあるので、私にはYahoo! Japanよりも利用価値は高いということか(オークション除く)。

高田馬場駅前で昼食食して、東西線で大手町へ。静岡銀行東京支店で振込。浜松での3月分の新聞代です。すっかり忘れていて、口座残高不足のため請求書が昨日直接郵送されてきたという。しかも「決算月につき至急お振り込みいただきたいと存じます」という催促文言付きで。続いて八重洲ブックセンターへ。「Title」のバックナンバーフェア、エスカレーター降りたすぐのところでやってましたよ(メインは、その横の「Number」だったみたいですけど)。でも全然揃っていませんでした。今日売り場に置いてあった中でまだ所有していないものは、2000年の5・7月号と、創刊以前に自前の雑誌コード無しで発行されたものの計3冊のみでした。

でもその創刊前のやつの特集「スポーツカーは男の玩具(オモチャ)である」は良かったです。まぁ当時発売されたばかりだったというのもありますが、一番フィーチャーされているのがS2000。その次にGT-R。これが通好みのクルマ雑誌なんかだとアルファロメオの何とかがいきなりバーンと出てきたりして……そんなんワシ分かりませんって。な具合なのですが、誰もが知ってていつか乗りたいと思うこの2台がまず出てくるっての、すごく分かりやすくていいです。ポルシェやフェラーリなんかだと「一度は」乗りたいクルマになってしまいますけど、S2000やGT-Rなら「いつかは」乗りたいクルマ、本気になれば手が届くクルマですから。

銀座へ。銀座・新橋界隈は御社関係のビルばかりで迷ってしまいますでございます。確認しただけで5つもありましたよ。そのうちのひとつへ。ロビーとかで待つと迷惑かなと思って近くのドトールで10分前まで時間つぶしていたのですが、いざ会場に行ってみると「こちらをご記入になってお待ち下さい」と用紙を渡され、だったらもっと早く来ておくべきでしたよ。まぁ書くのは名前と連絡先と「学生時代打ち込んだことについて強調したいことがあれば記入して下さい」だけだったのですが。欄はけっこう広かったです。大慌てて記入。

少々押しているようで、予定の10分遅れで別の部屋に案内されます。呼ばれたのは男女2名づつの計4名。ドアは開いていて、失礼しますと言って入ろうとするも、部屋の中には大きなテーブルとそれを囲んで6脚のイスがあるのみで、誰もいない様子。普通こういうのってドアのノックから始まるのでは。ともかく4人中に入って、勝手に座るわけにいかないし、かといってこうしてみんなでまごついているのも落ち着き悪くて、案内してくれた人に誰かが「どのように着席すればよろしいのでしょうか」と尋ねると、「えーと、そうですね……適当に……」とこの人も要領を得ない様子。部屋は10〜12畳くらいの小さいところでした。

しばらくして「お待たせしましたー」と面接担当の方が入ってきて、ようやく着席場所を指定されます。スーパーで売っているようなチェックの前ボタンシャツを着た赤毛(染毛。not天然)の男性でした。「いまはISIZE TRAVELをやっています。こんな頭してますけど、SEっぽい仕事しています。じゃあ、みなさん緊張してるみたいだからまずちょっとお話ししましょう、就職活動の進み具合はどう、○○さん?」となりの女性「はい、わたくしは10社ほどを中心に回っておりまして、4社の面接を受けさせていただきました」ぐへぇワシなんか今日が処女面接っすよ。「じゃあ日高さん、友達とかから、リクルートの面接について何か話聞いてる?」「いえ、友達からとかは何も。ただ、御社のWebで、御社とのコミュニケーションの場、と書かれていたのは拝見しましたけど」「そうだねー、まだ一次面接ではそんなにコミュニケーションって感じじゃないかもしれないけど、もう少し上のステップではそんな感じかな」ハァ、さようでございますか。


残り2名には最初の人と同じように就職活動の進み具合の質問でした。ひょっとしてrecruit naviの利用頻度がひとりだけ極端に低かったとか? ともかく導入の雑談はそんな感じで、「お話は基本的に1対1でお聞きします。次のステップに進んでいただく方には7日以内に必ずご連絡します。ご連絡のない方は、申し訳ないですがご縁がなかったということで……。今日は、この用紙に書いてもらった、学生時代に打ち込んだことについてお聞きします。まずそれについて自分なりに3分くらいで話して下さい。その間僕からは何も聞きません。終わったら、僕のほうからその話についていろいろ質問させてもらいます。では早速、○○さんどうぞ」「わたくしは大学時代通じて……」

うへーさすがみなさん面接慣れしている話し方ですねぇ、私なんか今から文考えてますよ。でも前の人のを聞いていると、特にどんどん突っ込まれるとかそういうことはなく淡々とした質疑応答です。「はい分かりましたー、じゃあ次日高さんお願いします」「えーと、僕は自分のWebサイト開いておりまして、毎日更新することを……」ハイそこ「ププ」とか言わない、だってどう考えたってこの3年間で、睡眠、Web徘徊の次に時間費やしているのがココでしょう。それでこんなもんかいとか言わんといて。

「ではお聞きします、ホームページで日記を公開するようになったきっかけは?」「海外のノンフィクションで、あるインターネットのユーザーの話なんですけど、自分のところのコンピュータに侵入されてしまって、そのハッカーを捜し出して追いつめていくっていう話があったんですけど、その本の記述が大変詳細で、どういうことかなと思ってよく読んでみると、その著者がコンピュータで日誌をつけてたんですね。それで自分も毎日行動を記録するクセにしておけば、何か事件に遭遇したときに後でそういうの書いて儲けられるなと思いましてハハハ(笑)、あとWebで公開するというのはゼミの指導教官のマネです」

「さっき『東京のほうによく来ていた』とか言ってたけど、住所東京になってるよね、今ここに住んでるんじゃないの?(先ほど記入した用紙には、学部学科を書く欄はあれど学校名を書く欄はない)」「あ、言い忘れましたけど、4年生になると卒業研究だけになって直接授業に出る必要がないので、つい先月こちらに越してきたばかりなんです」「その前はどこにいたの?」「静岡県の浜松です」「ああーなるほどね! 先生誰か分かっちゃったー(笑)。有名な人だもんねー」「ありゃりゃ」←あんた面接で「ありゃりゃ」はないでしょう「ありゃりゃ」は!

「一日ページビューどのくらい?」「そうですねぇー、100ちょっと、多くて150……だいたい100前後でしょうか」「名前とか素性はだいぶ明かしてるほう?」「はい、完全に」「見た人からリアクションあるのは楽しいと思うけど、荒らされたりとかはしない?」「それが全然なくて、むしろ物足りないんですけど。匿名で一行メール出せるところは用意してるんで、そこには時々「お前本当かよー」のようなのは来ますね。でもそんな攻撃的なものというほどじゃないです」「オフ会に参加したりすることは?」「うーん、パソコン通信のころからあるようないわゆる『オフ会』の経験はないですが、どこかで催し物があるようなとき、Netで知り合った人とそこでついでにお会いするようなことはあります」「ページ作成には何かソフト使ってる?」「いえ、ほぼ完全に手書きタグ打ちです。テーブル組むときだけちょっと試してみるために使うことはありますけど、最終的には全部手書きです」「CGIとかは使ってる?」「はい。……といってもどっかから取ってきたのばかりで、ちょっと改造するくらいですけど」

「サイト自体はいつから始めたの?」「大学入ってすぐ……2〜3ヶ月くらいからです」「それじゃあもうすぐ丸3年だね」「はいそうです」「それだけやってると、やめたくなることとかあるよね」「いえそれが全然ないんですよ。まぁあんまり忙しかったりすると1週間くらい休んだりしますけど……(「まぁそんなに力入れてやってるわけじゃないんでやめたくなることもないんでしょうね」とも思いついたがさすがにそれは表現がマズいだろうと考え取りやめ)……長期に渡ってずっと休みというのはこれまでなかったですね」

「そういえばさっき『好きなミュージシャンから直接メールが来たこともあった』って言ってたけど、ちなみに何ていう人?」「え、全然名前知られてないんですけど、『ROM=PARI』っていう人たちで……テクノっていう音楽なんですけど……あんまりにも知られてないもんで、検索エンジンで僕のところが一番上に来ちゃったみたいで(笑)」


まぁこのくらいで、次の人へ、次の人へ。「じゃあ時間も残り少ないので最後に一点だけ。いろいろな会社回ってると思うんですけど、『あなたの会社選びの基準』を教えて下さい」こりゃ困ったねケースバイケースですから。「えーと……その会社や作ってるものが……『ひとクセある』というか。それぞれ場合によって違うんですけど、リクルートの場合は、あっすいません御社の場合は」「いいですよ(笑)」「Webを見てたら、採用された方の中にも『未だにリクルートが分からない』っていう声があるくらいで」「うん、僕も分からないよ(笑)」「あハハ、僕リクルートって情報誌出している出版社だと思っていたんですけど、先日説明会に参加させていただいて他にもすっごくたくさんの事業されていて、もう『何だこの会社は!』と。だから御社にエントリーした最大の理由は、もっとリクルートについて知りたい、なんですけど」普通の会社でこんな不純な志望動機言ったらぶっ殺されそうですな。

「じゃあそんなリクルートで何ができると思う?」「えーと……(オイそんなお決まりの質問にも回答用意してこんかったんかい自分! えーと今一番興味あることって何だろう、そうねぇ、ネタ物テクノとか? そういやこないだタワーでスペランカーズ購入したしな、よぅし、えーと「ネタ物テクノを媒介に消費者のウォンツに応える形でインディーズ音楽ビジネスとのアライアンスを」いかんいかん、わけのわからんカタカナ語がつい、えーと)……例えばさっきのテクノとかで、インディーズ、自主制作盤の音楽で盛り上がっているシーンがあるんですけど(さすがにネタ物テクノとは言えない)、今レコード店なんかではもうほとんどメジャーのCDと区別なく同じところで販売されているんですね。で、消費者も区別せずに買っている。なのに、音楽雑誌が採りあげるのはメジャーばかりで、インディーズを採りあげるのはミニコミ誌とかばかりで……えーと、だから、リクルートで、いやその、インディーズを、とりあげる……(違う、何か違うかも、そりゃリクルートの業務か? っていうか「インディーズマガジン」がずっと前からあるじゃん、ああ、とっさに頭に浮かんだのが「CDでーた」だったからいけないんだ、何でそんなのが思い浮かぶんだ、ってそりゃこれまでのバイト先に毎号置いてあったのがいけないんだ、しかも思い浮かんだのはミニモニが表紙のときでしかもしかも目が合ったのがあいぼんという、ってそんなことじゃなかった、えーとリクルートっぽくするには)……音楽雑誌を創刊するとまではいかないですけどハハ(笑)、リクルートとの企業の中で、とりあげてくれそうな企業があったら、そこに売り込んでみるということもできると思います」リクルートとの企業、って何だそりゃ。御社と取引のある企業ということを意味したかったんですハイ。

「はーい分かりました。じゃあ一次面接はここまでです。お疲れさまでした」「(一同)ありがとうございましたー」いろいろ話はふくらみましたが、結局質問は2つだけで、グループ面接といっても特に討論をしたりするわけではなし、ということですか。それでも4人いると1時間近くかかり、短いような長いようなという感想です。筆記試験のときも今日の部屋もそうだったんですけど、リクルートのビルって窓に黒いブラインドがかかってたりフタがしてあったりと、外界から遮断されているのでへんな感じなんですよ。就職試験に使う部屋はどこもそうしているのでしょうか。閉じた窓の圧迫感を和らげるためか、部屋の一面の壁にはインテリアとして大きな絵がかかっていました。そんなとこばっかり見ていたので、キョロキョロしていてすみません。

何だか分かりませんけどあんまり浮いていたのか、帰り道他3人から口を揃えて「絶対通るよー」と言われてしまい、心の中では「この地方駅弁大学出身『僕ってちょっとヘンでしょ』自慢のお上り野郎」と思われてるんじゃと疑心暗鬼になりつつも「そんなー、みんなすっごいちゃんとした受け答えしてたじゃないすかー」と謙遜の言を吐くものの「みんなのほうこそ通るよ」とは決して言わないというイヤらしい性分を小出しにしつつ有楽町駅へ。4人のうちふたりは有楽町線ということでそこで別れ、もうひとりとも東京駅で分かれ、私は中央線-山手線のリレーで高田馬場へ。夕飯は米飯と西友高田馬場店で購入したサラダ。


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