99/03/28 Sun 晴 暖 「部屋との別れ」

• ８：３０起床。１０：００には連れの所から第三葵荘へ帰ってくる。軽ワゴンに積み込むものはもうほとんどない。あとは運送屋を待つばかりである。運送屋に電話してみるとお昼前くらいになるということなので、話題のスーパーもちづき大谷店へ昼飯を買いに行く。昨日のが話題のスーパーもちづき大谷店での最後の買い物かと思っていたが、今日も話題のスーパーもちづき大谷店のお世話になることとなった。購入したのは弁当である。「唐揚げ弁当」とか「トンカツ弁当」とかもあったのだが、これはラベルにただ「弁当」と印字されている。さすがは話題のスーパーもちづき大谷店、潔さが違う。

• 部屋で「弁当」を食していると、運送屋がやってくる。机や重い段ボール箱を手際よく運び出してくれて、ものの15分で部屋は空になる。片付ける前と比較するために写真を撮影する。この部屋には早ければ明日にも新入生が入ってくるという。二度とこの部屋に足を踏み入れることはないだろう。残った細かい荷物をすべて持ち出し、最後に、以前作成しそれ以来長くこの部屋のドアを守り続けた表札を抜き取り、第三葵荘２階２号を後にする。

  もう、今までの第三葵荘はどこにも存在しません。しかし、第三葵荘の窓からこぼれる光は、みなさんの心の中で、永遠に消えることはないのです。
  ……いえ、別にそんなことはないと思いますが。

• 昼過ぎに静岡を出発し、約１時間で浜松へ到着する。到着してしばらくすると、先に実家から浜松へ来てじゅうたんを購入してきた両親が来た。とにかく物を全部部屋に入れる。今度の部屋は４階建ての４階なので、上げるのになかなか苦労する。エレベータはない。全部荷物を上げて少し休憩し、連れは軽ワゴンで帰り、私と親は足りない日用品をカーマホームセンター浜松インター店へ購入しにいく。

• その後親も帰る。私はこの部屋の電話回線の品質をチェックする。第三葵荘は今時珍しい０発信の共用回線電話で、今度は違うだろうと思っていたが何と新しい部屋も全く同じで０発信の共用回線。ただ、前の部屋はあらかじめ納入した金額分しか電話がかけられなかったのに対し今度は後払いなので少なくとも料金残高を気にしながら接続することからは開放される。

• 問題は、共用回線の場合データ通信時の速度が落ちるという点である。これまでは28800bpsのアクセスポイントを持つプロバイダでも、2400bps落ちて26400bpsになった。そしてこの部屋でつないでみると……24000bps！さらに2400bps落ちたことになる。ううむ、共用回線は品質も劣るし面倒くさいし、やはりＰＨＳを導入するか、しかしベルさえつらいのにＰＨＳなど耐えられない……いやいや、ISDNを引けば全て解決するではないか。

• 親が今日の分の夕飯は持ってきてくれたので、それを食す。そして業務日誌をつける。運送屋に頼んだ荷物が来るのは31日なので、まだ机がない。机無しだと飯も喰いにくいしキーボードも打ちにくい。これまで床に直接座るのは連れが来たときくらいという生活だったので、早く机が届いてほしいものである。