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2000/11/19 Sun 曇 寒 「激しいな」


深夜1:03浜松発のムーンライトながらで東京へ。ムーンライトながらにももう乗り慣れましたが、上り方向で乗るのは初めてです。にしても、切符を確かめてみたらモーター付きの6号車でやや意気消沈。けっこううるさいからねぇ(ムーンライトながらは3・6・9号車がモーター車。喫煙車が2・5・8号車なので、禁煙かつモーター無しは1・4・7号車だけ)。

昨日の夜9:00に目覚めたばかりなのでまだ全然眠気がないのですがそれでも体を休めるために少しは寝ておきたいものです。で、モーター音よりも数倍ウザかったのが、通路を挟んで反対側のヤンキー風女&AC系女のしゃべり声がうるせぇうるせぇうるせぇ。何かのライブに行くようなのですが、ああでもないこうでもないとファンレターの推敲を始めたり、あの歌の歌詞これでよかったっけと急に歌い出したり、じゃがりこをボギベギバギと咀嚼したりと、シンとした車内で昼間の列車と変わらない音量を発し、あげくの果てに「あぁー、電車だとなかなか寝れないね」とか言いやがるのでそりゃ俺はテメーらがうるせぇから寝られねえよと、私にしては珍しくキレまして、「すいません、静かにして。」と迷惑感を最大限に表情に出して注意を入れましたよ。いつもの私なら「静かにしてもらえませんか」、言ったとしても「静かにして下さい」なのに、口に出たのが「静かにして。」とは自分でも驚きでしたが。一応、車内では1時間ほどは寝ました。

東京4:42着。昨夜は風呂に入っていないので、どっか風呂に入れるところはないかなと思い公衆電話のタウンページを繰るも、朝早くから開いている銭湯はなさそうです。だいたい、千代田区・中央区にはほとんど銭湯なんてないみたいですよ。名古屋駅にはその昔銭湯があったものですが(といっても今のように改装される前、まだ駅構内が薄暗いような時代の話で、10年くらい前になくなっちゃいましたけどね)。まぁどうしても入りたいというほどではないのですが、一応Webで調べてみるか。さすがに東京駅構内はPHSもバリバリOKです。さて、サーチエンジン等で5分ほどWebをさまよっておりますと、こんなサイトの中に東京の銭湯一覧が。営業時間もちゃんと載っていて素晴らしい。とはいえこんな早朝から開いている所はなく、せいぜい10時くらいからです。

が、ひとつだけ朝6:00から開いているところを発見。御徒町の「燕湯」というところらしいです。東京歩きの際は常に持ち歩いている「アトラスRD首都圏版」(B5)を開いて早速場所を確認。こういうときはアトラスRDのように番地まで載っている詳しい地図でないと役に立ちません。さて、御徒町なんて10年前に上越新幹線の東京駅乗り入れトンネル工事で道路が陥没した所ってくらいしかイメージがないのですが(ムチャクチャ偏ってますな)、まぁ行ってみます。

御徒町駅から5分ほど歩くと、目的の燕湯を発見。ファサードの構えはいかにも銭湯。下足口から男女に分かれていて、入ると高い番台があり、サッシ一枚開ければそこはもう風呂場、そして壁面には富士山と、完璧なまでに伝統的な日本の銭湯です。ほとんど常連客、中高年オンリーで、私のような若造が入っていくとジロジロ見られてしまいます。それにしてもさすがは江戸っ子の風呂、やっぱり熱いですね。にもかかわらず、常連のじーさんの話なんか聞いていると「昔浅草のほうにあった○○湯は熱かったなー」「ああ、ここでもちょっとぬるいくらいだ」と、強がりにしか聞こえない懐古言を吐いておられました。朝6時からやっている銭湯なんて東京中でもここしかないようで、後から調べてみたら実は結構その手の方には有名なところみたいですね。紹介しているサイトがいくつも見つかりました。

風呂をあがって近くの吉野屋で焼魚定食(400円 tax inclusive)を食して、南へ歩くとすぐに秋葉原へ入ります。今は朝7:00なので全く人気はありませんが、あと数時間するとオタクがウヨウヨ……。時間をあと2〜3時間つぶしたいのですが、外は寒いので、山手線に乗って2周ほど居眠り。

朝の秋葉原

車内で目覚めて、乗り換えてお茶の水で下車。本日は、初の2chオンリー同人誌即売会「オマエモナ01!」に参加するのです。しかも売る側という。このサイトの読者と2chってあんまりかぶっていないから何書いても大丈夫だろ。会場の損保会館へ到着すると、おお、まだサークル入場時間前だというのに階段に列ができている。なんか、場内閑古鳥が鳴いているようなイベントを想像していたのでやや驚きます。


近くのセブンイレブンでチラシを印刷。こんな内容。一太郎でセコセコ作りましたよ。ずれて見えるところもありますが、印刷したほうはちゃんとしています。っていうか、モナー大好き掲示板を見ていない人にはどこが面白いのかさっぱりだと思いますが。50部も刷ったら余るんじゃないの、と思いながらも、まぁ余っても身内にあげればいいや、というわけで50枚コピー。会場へ戻ると、サークル入場が始まっています。メインの品物を持ってくる連れがまだ来ていませんが、寒い外にいたくないからさっさと入場。

手元にあるのはチラシだけで、特に設営する用意も何もないので、買ってきたカロリーメイトベジタブル味をまずいとか言って食しながら座っていたら、何だか開場時間になったらしく人がなだれ込んできましたよ。うわ、けっこうたくさんの人が入ってくるじゃん、それでもって、みんなどんどんこのチラシを持っていきますよ。後から連れが持ってくる手作りのモナー型ミニクッションが売り物で、このチラシは「同人なんだから紙モノがないと」といって作ったオマケだったのでタダなのです。それにつられてか、みるみるうちにチラシが無くなってしまう。

モナーが到着したので、売り場を交代して再びセブンイレブンに走ってコピーをもう50枚取ります。場内は満員で、予想を遙かに上回る客足。何だ何だ、内輪でこじんまりマターリする催しになると思っていたのに、すごい盛況です。増刷した50部もすぐになくなり、今度は調子に乗って100部をコピー。そうこうしているうちに、7個あったハンドメイドモナーも完売。周りのサークルを見ると、どこもこんなに人が来るとは予想していなかったようで、開場後2時間もしないうちに完売続出です。さすがにこれは余るでしょうと言っていた増刷分100部も無くなってしまいましたし。

自らも本とグッズを売りに来ていた、2ch主宰にして今Net界で一番モテる男「ひろゆき」氏の緊急記者会見が1:00から行われます。といってもただ、バイクレースをやるからみんなで応援&オフ会しようというだけの告知だったのですが。ひろゆきはテレビで見た通りの人という印象で、実際に見てもそれほどの感慨はなし。後から聞くところによると泣いていた女性ファンもいたという話ですがね。時間があまったので「サークルの宣伝とかしたい人います?」とひろゆきが呼びかけると、場内で「よく分かっている人達」は一斉にある人の方向へ視線を集中させます。

その視線の先にある人物とは……やはり! OACすこやかインターネット田中デジタルホン氏! 場内の視線を浴びて「しょーがねぇなー」という感じで立ち上がる田中氏。先ほどもひろゆきのダジャレに対し「ナンセーンス!」と電波祭的ボキャブラリーで応戦していた田中氏ですが、壇上では来月3日の「大電波祭6」を宣伝します。でも、ここに集まっている2chラーに共産とか革命とか童貞とかそういう系統のイベントを宣伝しても、ちょっと層が違うような。

という記者会見が終わると、急速に客足は引いていきます。そりゃ、もうほとんどどこにも売り物がないので当然ですな。我々も、もう配るものがないので帰ることにします。後から主催者の方の2chへの書き込みを見ると、総入場者数は500人くらいで、赤字覚悟のイベントが最終的にはめでたく黒字になったということだそうです。ん、ということは、開場にいた人の4割近くにうちのチラシが配られたのですか。恐縮であります。

秋葉原で連れと分かれて単独行動に。まずはやっぱり狭いジャンク屋「CompuAce」の中にある狭い狭いテクノCDショップ、秋葉原eARSでしょう。おお、GFK RECORDSのコンピ「DOKKING ALBUM VOL.1」が再入荷している! これを見つけただけでも秋葉原へ来たかいがあったというものです。それにしても、日曜の昼間に来ると、店内はテクノのテの字にも興味ないようなおっさん方がジャンクをあさっているだけですな。

USBマウスがほしいなと思っていたので、大きなPC用品ショップを見て回ります。いろいろたくさんあって、どれを購入するか1時間半くらい迷います。オプティカル・ホイール・小さい・安い・色がカッチョイイ等、選ぶために様々な要素を比較検討するわけですが、あちらを立てればこちらが立たずというわけで、どれを購入するべきかいつまでたっても決まりません。最終的には「バランスも大事だけれど、こいつにしかないファンクションを持ったやつ」にしようと思い、東京ニーズのコード収納式マウスLAOX THE COMPUTER館で購入。

その際、デビットカードとして郵便局のキャッシュカードを使って買い物したのですが、思ってたよりも認証がずっと速いですね。ローソンでクレジットカード使うとけっこう待たされたりしますが、これは速い。まぁ、夜中に使えなかったりする場合もありますが、忘れたころに支払いがやってくるクレジットカードよりは健全で使いやすいか。

その後、夜になってメールチェックするとなぜか神田で知人と飲むことになってしまい、いやー気分よく大いに飲んだ飲んだ。帰るころには財布の中身は213円になっていました。切符はもう購入してあるのでまぁいいのですが。今回は帰りもムーンライトながらです。疲れと泥酔で、帰りはわりとすんなり寝てしまいます。


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