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1999/08/22 晴 暑 「自転車でGO その3」


  • 今日は久々にサイクリングに出かけます。静岡にいるときに大井川富士川をそれぞれ目指して走ったことがありましたが、今回は浜名湖の周囲を回って帰ってくるという計画です。9:30くらいにノロノロと出発です。

  • まず北へ向かって、次に西へ向かって、浜名湖を反時計回りに回って、途中ユーストア新居店で昼飯を購入して食し、東へ走って浜松へ帰ってきました。一応途中でこの通り証拠写真も撮りましたよ。浜名湖は海とつながっているので、湖のくせに潮の香りがするあまりありがたくない湖です。 浜名湖を北から見る

  • ヤンキー兄ちゃん姉ちゃんが88ナンバーのすごい車でたくさん来ています。エアロのステップワゴンから超ビッグセダンまで勢揃いでした。他には特に見るべき所もありませんでした。新居の関所とか見てもねぇ。というわけでただ走っただけのサイクリング、本日の走行距離は約60kmでした。

  • 2:00ごろに帰ってきて休憩していると、身体中が急にザラザラになりました。汗が乾いて身体中が塩まみれです。すぐにシャワーを浴びて落とします。頭が痛いので寝ることにします。普段ほとんど運動していないので、体力を消費すると頭に酸素が回らず頭痛になってしまいます。持久力不足ですな。

  • 夕方起きて、ああ夕焼けがきれいだな何だかバイクに乗りたくなってきたぞと思い、バイクに乗って出発です。今日自転車で走ったところに近い山の中に良さげな道路があるようなので、そこへ行ってみようと思ったのです。有料道路ではありませんが、ご丁寧に「奥浜名スカイライン」と名前まで付いています。

  • さて、出発したはいいのですが、日は暮れ出すと非常にはやいもので、その奥浜名何とかいう道路の近くまで来たころには少々暗くなってきていました。あまり気にせずそのまま進んでいくと、あたりはどんどん暗くなっていきます。あっという間に日は暮れてしまいました。ライトをハイビームにしても周りは真っ暗です。おまけに道は急に狭くなり曲がりくねっています。他に車やバイクは一台もいません。気付いたころには相当恐ろしい場所に来ていたようです。

  • しかしかなり進んでしまったので、引き返すよりはこの道路をそのまま抜けてしまったほうが早いだろうと考え、怖いながらも通りゃんせです。視界がほとんどなくライトの光が当たってはじめて物が見えるので、あたりの林からちょっと外れて道路の近くに生えている木が人に見えたりして、危ない!と何度も急ブレーキです。真っ暗なので、「なんだ木か」と分かった後も怖いです。

  • 急に大きなカラスのような鳥が低空飛行で目の前に現れたときはさすがにビビリました。何とかぶつからずには済んだのですが。こんな状況だとますます怖いことを考えてしまいます。だいたい怪談のパターンとして、ブレーキが効かなくなるとかアクセルを離しても加速していってしまうとか、急に車が壊れてその場に一晩立ち往生しているうちに怖いものに出会うというのがありますが、そんなのを考えてしまいます。

  • さらに極めつけに、こんな山の上で、やっているのかやっていないのか分からないような古美術ミュージアムがありました。ひえー、これじゃ怪談のパターン通りじゃないですか。もう帰りたい来るんじゃなかったと後悔しますが、後悔したところで始まりません。そんなときに道路の脇に看板が見えました。何と!以前見たような、「この先林道のため事故を起こしても責任持てませんよ」の看板です。どうやら最初っから道が間違っていたようですな。

  • 結局、これまで来た道をまた引き返すことに。もう半泣きです。誰でも時々は「何で自分はこんなバカなことをしてしまったんだ」と悔いることがありますが、その状態です。ただてさえ怖がりなのだから日が暮れそうになった時点で引き返すべきだったのです。まぁ実際はそれほど長い道のりでもなく、真っ暗の中にいたのはせいぜい30分程度だったのでしょうが、道が曲がりくねっているので無限に続いているような錯覚に陥ります。それにしても、こうして日が暮れてからも勇猛果敢に道を上がっていくヤンキーの車と山のふもとですれ違ったのですが、恐れ入る限り。まぁあれだけピカピカ光る部品をつけていれば安全でしょう。

  • 命からがら帰ってきて、今日の夕飯は昨日の残りのウナギです。今日は何かと疲れました。せめてこのウナギとデザートのスイカで力を回復しましょう。

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