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2001/06/18 Mon 晴 酷暑 「初2nd」


えっ二次面接呼んでいただけるんですか、というわけで筆記試験で来たのも合わせると毎日コミュニケーションズさんへ3回目のご訪問。「おはようございます! よろしくお願いいたします!」ハキハキとした元気なあいさつと営業スマイルも板に付いてきました。今ごろ板についてきたくらいでは手遅れだお前とか言われそうですねすみません。今回の面接に合格すれば次回交通費を精算していただけると聞き、俄然やる気がわいてきます。そういう問題じゃないだろお前とか言われそうですねすみません。そうなのです、高田馬場からここ九段下までは東西線一本、たった160円で来られてしまうのです。そういう問題でもないだろお前とか言われそうですねすみません。

面接官の方は3人で、3人とも前回とは別の方でした。「いろいろなお考えを持たれながら就職活動を進められていると思いますが、就職ということについてどう思われるか、これまでどのような会社を回られてきたか、そして当社はそれらの会社と比較して日高さんの中ではどのような位置づけなのか、そのあたりも含めて、ご自身の就職活動を振り返りつつ総合的にお話ししていただけますか?」うわーいきなり自己PR・志望動機・経過報告までひとくくりにした総括的な質問です。「御社の『情報』というものに対する取り組みと言いますか、中心にパソコン情報誌の出版や就職情報の提供、形にとらわれずお客様が求める情報をお届けする、非常に柔軟に事業を展開されていて」いかんいかん、考えながらしゃべっても思考過程を口でモニタリングすることにしかなっていない。

まぁ実際に口に出していくと自分でも自分の思考がより明らかになるわけで、「つまり、御社は就職情報の提供や、海外教育の手配、美術品オークションの開催など、いろいろな形で情報提供という事業に柔軟に取り組まれています。それでいて中心にはコンピュータ関連書籍の出版という核となる事業がある。それが他の企業にはない強みだと思います。」と、最終的にはまぁ何とかすっきり通る答えにたどり着きます。たどり着くまでの過程まで完全にバラしてしまっていて、そんなこと家で考えてこいよ!

こりゃダメっぽいなと感じつつも、最初にボリューム感のある質問を乗り越えてしまったせいか、後の質問にはひとつひとつちゃんとした答えを出せたので良かったです。「非常にハキハキとしっかりものをしゃべるね。アルバイトか何かしてたの?」おお、そんなこと初めて言われましたよ、っていうか客商売のバイトをずっとしてきたことはエントリーシートのアルバイト欄に書いたので、おそらくそれのことを話してほしいという意味なのでしょうけど。「特にこの春まで1年半続けてきたレンタルビデオ店では……」

「本を作る業界っていうのは特殊でねぇ、特にこう、原稿何度書いてもNG喰らって返されちゃうこととか続くとけっこうこたえるんだよね」「まず、NGの理由を考えたり人に聞いたりして明らかにしないといけないと思います」「その理由が分からないから難しいんだよね(笑)」カクーン。「最後に何かお聞きになりたいことは?」「IT事業部でいろいろなWebの運営をされていますが、実際収益といいますか、お金を稼げているのでしょうか?」「ご存じの通りNet広告は今非常に厳しい状態ですね。当社の場合は就職情報とかをあわせて展開していますから一応やっていけるくらいにはなってますけど、コンテンツを提供して広告で収入を得るというビジネスモデルだけだったら、とっくにつぶれていたでしょうね」やはり、要は付加価値ということですか。にしても最近、就職活動のいろいろな場面であるこの質問タイムというものを、何か間違った方法で使っているような気がしてきたのですが、大丈夫でしょうか。

という感じで前回よりはだいぶ和やかというか明るい雰囲気の中、面接は30分ちょうどで終了。二次面接だからといって、一次に比べてガンガン突っ込まれるとか突飛な質問を突きつけられたりとか、そういうことは全くなかったです。しかし、何度も繰り返し書いてきましたが、場の雰囲気や話の盛り上がり方と、選考ステップのその後には、ほとんど相関関係がないのですね。いちいち悔やんでも仕方ないし、余計な期待を抱くのもやめたほうが良いでしょう。結局評価するのは他人という、まぁ極めて簡単なことであります。

午後は事務所編集部マシンの音がけっこううるさいので、試しにケースのファン(前面吸気側・背面排気側共)を止めてみました。センサーで見る限り温度変化に有意差無し。Celeron800MHzならCPUファンと電源ファンだけで十分なのか。


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